方言
未だに関西弁が抜けない私。
そりゃ、簡単に抜けない部類に入る方言だろうけど。
こんな記事を見つけて思い出した。
『しゃべるのが最も難しい「方言」はなんだ?』
数年前、
与那国島をぶらぶらしていたところ、台風で民宿に足止めになった。
やることもなく食堂にいくと
一人の中年の男性が先にテーブルについていた。
一人でおじさんが何してるんだろう?と気になり、話し始めて面白いことを聞いた。
その男性は、どこかの大学の教授で、言語の流れを研究しているのだそう。
言葉というものはグラデーションになっていて
日本で一番大陸にちかい与那国の言葉をしらべているとのこと。
中国の言葉もヨーロッパにいくにつれ、言葉はグラデーションに変化していく。
「A→AB→B→BC→C」と。
だから同じ中国でもAとCは全く理解できなかったりする、と。
与那国は昔、2万人の台湾人が住んでいて、出入りが激しかったのだと。
だから、言葉も一番大陸になじんでいる。
昔の日本からみた八重山諸島に対しての「島の存在意味」が色々あるので、
本来の「方言」が違ったりする場合もあるけど、と。
研究っていうものは、途方もないものだなぁ。
一つのことを調べたくても進めば進むほど、本題とは別の背景をまずしらべることになっていく。
台風のおかげで素敵な話をいただいた。
友達からこんなことも聞いたことがある。
日本の中心から円をかいて大きくしていく。
その円の端と端は方言が似ているって。
いやぁ、奥が深いなぁ。
『言葉のグラデーション』…
いっそ、エスペラント語で…
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