羽ばたけるだけの大きな鳥かご。
とあるきっかけで
両親の私たちの育て方を聞いた。
そう
私も
弟も
進む方向を強制されたことがない。
そう
私も
弟も
今の道を不思議に思った事はない。
思った方向に全力を注がせてくれた。
私自身も
『親は反対しなかったのか?』とよく聞かれる。
聞かれて初めてそういう反応が通常にはある事を知った。
大学の課題で遅くなり、終電になって母親が迎えにきた時も
近所の人に
「娘の夜遊びに親がかり出されて大変ね」と言われた。
母親も私も豆鉄砲をくらった鳩。
家に戻り、あんな考え方の人もいるんやねぇ…としみじみ。
母親もそういう人に「負けるな」とも文句も言わなかった。
そう、二人とも間違っていると思っていないからだ。
そして、間違ってないんだ。
母親はそういった本人も気がつかない『強さ』をもっていて、私たちはそれに守られていたことに気づく。
私は髪の毛が溶けるぐらいの金髪坊主
弟は青い髪にしたときだって
父親は『清潔感があればそれでいい。』
そう、二人は、私達の本質をしっかり信じてくれていた。
本質を見ていてくれてた。
そんな両親に
『ちゃんと自分で好きなモノを選んで、自分だけでもやっていけるように』を一番に育ててもらった。
その成果。
成功。
時に、過ぎたりもするけれど。
しっかりとその方向性が私たちには根付いてる。
自分で選ぶ事から何から何もで。
私は自分の生き方が正しいとはいえないけど
間違ってはないとは断言出来るし、素晴らしいものだと実感している。
そして、
そこから自己と努力と責任を生む事ができる人間に育ててくれた。
人からどう見られようが、自己と努力と責任さえ伴えば恥じる事がなく間違いはないという事。
『人間』を『人間』として相手と向き合う事。
そして、
そうすれば、自分の可能性が広がり、上限がない事を教えてくれた。
私は自分の子供にも、こんな考えを持たせてあげたいと心から思う。
『羽ばたけるだけの大きな鳥かご』
お母さん、お父さん、本当にありがとう。
遅ればせながら母の日の言葉です。
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