自己満足とこだわり
2010年02月18日
この頃仕事の中で改めて思う事を、忘れないように書いてみた。
「意図とズレないデザインをあげてくれるから武器になる」
「新規のエンドユーザーが増えた」
「胸を張って配れる」
「あなたがいるから続けてる」などなど
どれもこれも涙が出そう…否、むしろ号泣。
私の、広告デザイナーのこだわりは、
クライアントさんによりけりだけど
「クライアントさんが求めるものよりちょこっと良いもの。」を作る事。
日々それを心がけています。
もちろん、どかーんと「これ私です!」も大切なんだけど、
度が過ぎて行き過ぎてしまうと、自己満足でおわっちゃう。
そうなんですよね、自己満足の時って結果が伴わないんです。
だから、仕事としてはあまりにも無責任な気がしちゃう、実は臆病者なのかもです。
でも、要望にちょこっとだけ「私テイスト」上乗せ。
要らないと言われたら、とりあえず説得するけど、消去もなんなくしてしまう。
プライドはないの?
相手のいいなり?
初めの頃はこんな自問自答を繰り返して悩みもしました。
初々しい若心の押し問答の結果、
運良く土俵がすでに違う事が発覚。
プライドを天秤にかけること自体違うんです。
そこからは
「私はクライアントさんの頭であり、手なんだ」と、向き合うのを自分ではなく対相手に変えました。
そしたら自然に相手を受け入れることができて
そしたら自然に「私テイスト」と調和させることができて
そしたらデザインを愛する事ができたんです。
そしたら
いつの間にか、「これ私!」でも周りが受け入れてくれてる時が出てきたのです。
気付いたら、良い意味で「これあなたでしょ?」ってわかってくれる人が増えていたんです。
喜びのレスポンスも増えてきたんです。
もちろん、何よりも仕事が楽しくなった。
ぱぁっと開けました。
いやはや…
こんなこともわからなかったの?っと今考えれば、笑っちゃうぐらいのことなんですけど。
大学やいわゆる『芸術家』に憧れていた時は
結果なんてどうでもよかった。仕上がりなんて二の次だった。
「作ってる時だけが楽しい。」
タイムマシーンがあるならば、そんな戯れ言や能書きたれてる私に一喝したいです。
「くぉの、青二才がぁ!」と。
ま、あれがあったからこそ、今がある訳なんですが。
兎にも角にも
今本当に、デザインする事が楽しい。
喜ぶ顔が見れるのがとても楽しい。
どんどん力が沸いてくる。
じゃぁ、あれはどう?
これは?
むむむ…ではこれはどないじゃぁ!?って。
楽しくて仕方ない。
そのデザインを愛して向き合えば
どんなパターンを出しても結局はどれも「私」のデザインで
どんなパターンを出しても堂々と「これ私!」と言えちゃうんですね。
そうなんです、私のプライドは『真剣にデザインを愛し、向き合う事』だけでいいんです。
なんか…
ちょっと…
格好良すぎない…?(照)
あはは…
いやいや
熱くてなんぼ!
これからまた色んな壁にぶちあたっていくんだろうけど
考えも180度かわるかもしれないけど
でも
このこだわりだけは変えないでいたい。
『頭にぼんやりはあるんだけど、形にできないからっという人の為に
ちょこっとおまけをしてあげるデザイナー。』
うん
いっぱい引き出しつくらなきゃ!
Posted by ambivalenzaR at 02:30│Comments(0)
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